ダメクズニート体質のコウト。夫には「もうあいつには一切関わらなくていい」と言われていた。ある日病院から電話がかかってきてコウトが入院してると言っていたので・・・

うちの息子がやらかしたプチスカを。

うちの旦那は3人兄弟の二男。
長男（コウト１）：長男教の教祖、偉そうにするのが生きがい。ウトメもいいなりになっていた。
ウトがﾀﾋんだ時、「兄弟の面倒をみるから」という理由でトメを丸めこみ、
遺産の金融資産をがっぽりゲット。
しかし、嫁の性格がきついのもあり、実際は面倒など何もみていない。
三男（コウト２）：ダメクズニート体質。今まで仕事が続いたためしがない。
一度結婚するも離婚し一人で暮らしている。
商工会で顔のきいていたウトのコネで何度も就職したが続かず、
最後は金で買える資格を取って（当然親の金で）、事務所までウトメに
建ててもらった。しかしその事務所は閑古鳥、結局生活費や養育費は
ウトメが用立てしていた。

そんな兄弟に挟まれたうちの旦那はおとなしい平凡な会社員。私もパートでやりくりしながら節約し、
ウトメの援助なしに一軒家を購入、子どもたちも自力で全員大学へ進学した。
今まではうちの旦那も結構なエネ夫で、何かとウトメや兄弟をかばう発言をしたり
私にコウト2のパシリをさせたりして平気な人間だったが、だんだん目が覚めていった。

先日、コウト2が私に私用での車の送迎を依頼。
私自身も用事があったので、ついでに送ってやることにしたのだが、
迎えに行く時間が遅かったとか何とかで、後日電話をかけて文句を言ってきた。
それを聞いた夫がとうとう怒り、
「もうあいつには一切関わらなくてよい。これからはワシが全部対処する。」と宣言してくれたのだった。
私も、夏休みで帰省していた息子も、夫に拍手。

それから数日後、夕飯の支度中に電話がかかってきた。
たまたまリビングにいた息子が出て、代わってとも言ってこないので、私はそのまま夕飯の支度へ。
そのまま電話の事は忘れてしまった。

夫も帰って夕食中、息子がおもむろに
「お父さん、コウト2おじさんが入院したらしいよ」と言う。
さっきの電話は、病院からの連絡で、
「入院の保証人にとコウト2さんから指定がありましたので、来院して手続きをお願いします」という依頼だったらしい。
（コウト２の性格からして、ついでに入院費を我が家にたかろうという魂胆なのは火を見るよりも明らか）

息子曰く、その後の会話。
息「すいません、コウト2おじさんには今まで迷惑かけられまくってて、今後関わるなって
父に言われてるんで。父も保障人なんてしないと思います」
病「しかし、患者様からのご指定でして」
息「いや、俺は父にそう言われてるし。それにコウト１おじさんが、俺が兄弟の面倒見るって言う約束で
じいちゃんの遺産がっぽりもらってるから、うちじゃなくてそっちに言ったらいいと思います」
で、コウト１の住所やら電話番号やらをご親切に教えてあげたんだと。
病院の人の話によると、コウト１と２は犬猿の仲であるせいか、
コウト２は親戚は我が家のみだと言っていたらしいのだが
息子は正確な家族構成、コウト２の離婚歴や実の娘が市内に住んでいるということもうっかりしゃべってしまったらしい。

「これで俺が電話の事父さんに話すの忘れてたってことにしとけばよくね？」と言うので
そうだそうだということになり、結局コウト２のお見舞いにも行かずじまい。
息子はすぐ大学へ帰って行ったので、家族全員で電話のことは忘れることにした。
そういや、コウト１の番号からの着信が何度かあったみたいだが、シラネ。
そろそろ夫にかけなおさせるか。