太郎はあるトラブルに巻き込まれたのだが、警察が対応してくれなかった結果・・・

隣と間違えて突撃系や出たらいきなり殴られ系は多々あるが・・・
主人公は山田太郎

体格こそ大きいが気弱でかつ変わり者で高校時代は苛められていた。
高校卒業後は就職の為都会へ出た。苦労もあったがコツコツ頑張り
仕事も覚え人脈も出来た。ちなみに彼女はいない。
就職し４年暮らした寮を出て、そこから徒歩１０分の６畳アパートに
引っ越す。それから１年経った２３歳の夏のある日、太郎の部屋の
ドアを叩く音。外に出たら知らない若い男が３人。
男達「Aさん（知らない名前）のお宅ですか？」
太郎「いえ全然知りません」
男達「そうですかありがとうございます」
たったこれだけだがこれが小さい嵐の前触れとは
その時点で太郎は気づかなかった。
続く

続き
その夜寝ていると何か物音がする。
なんだろうと薄目を開けてみるとなんと布団の回りにあの昼間に訪れた男達が！

男達はおもむろに服を脱ぎ始めパンツ一丁になると囁くような声で「オッス！オッス！」とつぶやき始めた。
最初の囁き声は徐々に大きくなり終いには汗だくになりながら声を張り上げる始末。

太郎はどうすればいいかわからずただ薄目を開けて寝たフリをするばかり。
しばらく経って男達は絶叫のような雄叫びをあげると玄関から出て行った。

夢見てるかと思いましたが
d(^ωﾟ)ﾊﾞｯﾁﾘ!!現実！

続き。
その出来事から何週間か経過したある土曜の夜、アパートのどっかの
部屋で男同士の怒鳴りあう声と女同士の怒鳴りあい泣き叫ぶ声や物が
割れる壊れる音。太郎含めたアパートの他部屋住人も外へ出て見ると
太郎の部屋の２つ隣の部屋の前で男女１０人以上が騒ぎを起こしていた。
ある男一人は血だらけになりながら男らにボコボコにされて女一人は
泣きながらそれを止に入っているが他の女にビンタされ殴られたり・・・
太郎含めたアパート住民や近隣住人が止めている時警察到着。
ここからはありがちだが
被害者男名前はＡ、周囲から借りた金返さない上妻子ある女Ｂと不倫
そのカムフラージュ部屋が太郎の部屋の２つ隣だった。
加害者の男の中には太郎の部屋を尋ねた３人もいた。
ここまではありがちだがなんと
続く

続き
警察は民事不介入などと言い出して帰ろうとし始めたのだ。
太郎は数日前、男達３人が訪れたことを伝え騒ぎを起こした全員を
お引取り願うよう懇願した。
しかし眉毛のつながったずんぐりむっくりのがっちりした警官は
「それはそれ。あれはあれ。」と意味不明のことを述べて帰ってしまった。
残された男女達はしばらく小声で相談した後、男Ａと女Ｂを車に
乗せてどこかへ行ってしまった。
太郎はＡとＢが気になったので後日２つ隣の部屋の様子を何度も
伺ったがＡＢともに行方知れず。
一説によるとマグロ漁船に乗ったらしい。
かき氷を食べるたびにＡとＢのことを思い出す。
終わり

続き
なんとその女Ｂは太郎の中学高校時代の同級生野村義男の奥さんだった。
なぜわかったかというとＢが携帯で旦那を呼んでいた。
騒動から３０分して車で到着して顔見たらお互いびっくりした。
ちなみに太郎は野村にいじめられていた。
偶然再会とかは沢山あるがまさか都会でこんな状況の中でとは。
野村はＢとＡを怒鳴りつけ加害者の男女達に謝っていた。
そしたら何故かしらんが
野村「この豚太郎が。おめーもグルなのか」と急に怒鳴り
つけられた。勿論違うし大家さんも加害者側たちも説明して
疑いは晴れた。それから警察も引き上げるって時に野村が
野村「ほんときたねえところ似合ってるな」
その一言で太郎は何かが切れた
続く

続き
太郎は部屋に戻るとファミコンのディスクシステムを起動し
青色のディスクを差し込んだ。
ティロリッ♪という軽やかな起動音とともにディスクを読み込んでいく。
テレビ画面には「 リサの妖精伝説」という表示が。
人気アイドルの立花理佐が登場するアドベンチャーゲームだ。
２５年ぶりにやろうと思ったのは野村の一言がきっかけだ。
汚いところにも立花理佐という妖精が存在することを確かめたかったのだ。
ちなみに太郎の年齢は２３でなく３２である。
リサちゃんは今４１歳だがアイドルは歳をとらない。
太郎はゲームに没頭することで野村のことを忘れた。
続く

太郎は野村を周囲が見ている前で思い切り殴り続けた
太郎「てめえが今どんな状況か知らないが何年経っても昔ののりで
接してくるな。変わろうと頑張ろうと努力する人間苛めて楽しいか？
てめえみてえな奴だから嫁も不倫すんだろよ。」
勿論引き剥がされ注意されるも、相手に非があるのと周囲の人の証言で
お咎めなし。それから事件のきっかけ作ったＡは親に全て清算してもらい
アパートを出た。Ｂと野村は離婚せず再構築したよう。
野村は怒りのぶつけどころなく太郎に暴言はいてしまったが引くに
引かれなかったとの事。後に太郎に謝罪する。
それから年月たち
山田太郎は相変わらずデブで彼女も出来ないがとある分野では
少しだけ聞いた事あるかな位の人間にはなっていた。検索すると名前でる位。
先日大家さんの孫の結婚式で色々思い出して書いた

間にはさまっている荒らしの創作文のほうがおもしろい